黒柴つばめメンタルレベル上げ
休日の昼下がり、近所の公園の芝生広場を
散歩していた。
夏場はDAYキャンパーで賑わっているけど
寒い時期は閑散としているので久しぶりに
広い場所で超ビビりの黒柴つばめを自由に
解き放ってやろうと思いやってきた。
しかしその日は少し事情が違った…。
そう。つばめの天敵ともいえるわんぱくキッズが
わんぱく盛りを謳歌していたのです！
分別わきまえた大人にでも警戒し必要以上に
距離を取り防御に徹することを怠らないつばめにとって
わんぱくキッズは天敵中の天敵。
そうTENTEKI OF TENTEKI
遠くに姿が見え、はしゃぐ声が聞こえただけで近寄らない程。
いつもならそういう場所は端から避けて通るんだけど
この日は冬場子供どころか人とのエンカウント率低い場所
だったんで完全に油断してました…。
痛恨のミス！
でも、飼い犬が怖がったりするのを助長するような行動は
NGだってネット記事か何かで読んだのでとりあえず
平静を装い様子を見ることに。
人と暮らしているのにいつまでも人に怖がっているようでは
可哀そうだし何かと困るしね。
まあ、距離取ってればわざわざわんぱく達も
来ないだろうし。と、思っていたんだけど
…甘かった。
わんぱく「わんちゃーん！」
「ちいさいね」
「何歳？」
「名前は？」
いきなり襲い掛かってきたぁぁぁーーー！
質問多いな。言葉の波状攻撃。為されるがまま。
つばめはリードの張力耐久の限界に挑戦！
見事、降伏点を突破できれば幸福な自由の身に。
じゃれあいたくて（？）接触を試みるわんぱく達。
さすがに見てられないので一旦やんわり応対してみる。
私「ごめんねー。このコ怖がりで人懐こくないんだー」
「だから止めてあげてね」
わんぱく「そっかぁー」
これで落ち着いてつばめを柴犬らしく解き放ってやれる。
と、思いきや。
わんぱく「わんちゃーん！！」
「慣れたー？」
んなわけないよ(笑)
あれからどれだけの時が経ったでしょう？
って程経ってないんだ。数分なんだよね。
逃げ惑うつばめ。ちょいパニック、軽めのメダパニ状態。
このやり取りを何度繰り返したろうか。
何回同じ説明をしたろうか。
わんぱく達の耳にもタコが出来ているのではと
心配になります。
あのね…そんなに簡単に人や動物の心は開けないのさ。
懐くスパンそんなに短いはずないんだよ。
そんなことなら動物と会話できる人とか、心通わすことが
出来る特殊能力持ってる人必要ないから。
ハ〇ジさん商売あがったりだから。
普通ならわんぱく無邪気、純真無垢な子達。
出会ったタイミングが悪すぎたね。でも、
きっとそんな君達にもそのうち分かる時がくるさ。
ボウヤだからさ。今はね、ごめんよ。
いいんだよ、子供はね。
わんぱく達はわんぱくしただけ。
なんならそれが仕事ってもんです！
私も三十路通り越してアラフォーですんで！
その程度の分別わきまえてますよ。
問題はそこっ！親御さん！
なんか言って。てか見て。
はい、ちゅうもぉぉーく！(金〇先生)
明らかだよね⁉怖がってますよね⁉
これ以上無いくらい尻尾でお尻隠してますよ。
もはやサイドギャザーですよ。漏れずに安心！
言ってる場合かぁぁーーーー！
わたしの口からは言ってやりたいことが山盛り
で漏れそうですよ。
しかし無用ないざこざを起こす火種をわざわざ
自ら撒く気にもならないし、この場に連れてきた
わたしにも当然落ち度があるのでここはひとまず、
戦術的撤退！
三十六計逃げるに如かずってことで
退散！
わんぱく「えー！帰るのー⁉」
まさかの回り込み！【逃げる】コマンド失敗。
わたし「そうだね。また今度遊んであげてねー」
意表を突かれてギリギリの大人対応。
からのー。【逃げる】
とりあえず静寂を取り戻し、つばめのメダパニが
解けるのを待ちつつ休憩。
今のところつばめが精神擦り減らしただけで
獲得経験値０。さすがに可哀そうなので、
人気のない遊歩道を散歩してリフレッシュすることに。
途中生えてた松の葉で…
緊張して首筋が凝ったのか？セルフ針灸？
松やにのにおいが好きなのかな？
治療を終えた後は周囲の状況に意識を
集中し、つばめがビビりそうなものから徹底的に
距離をおいて散歩。
帰るまで常に意識。意識に次ぐ意識。
サッカー元日本代表GK川島さんが言ってた
のを思い出す。
『意識の連続が無意識を生む』って。
実力のほどはよく知りませんが何かカッコイイ！
アスリートって感じ。
普段から意識し続けることでやるべきことが
オートメーションで出来るようになるってこと？
なかなか出来ることじゃないよね。
でもサンボマスターならぬ散歩マスター目指して
日々精進あるのみ(。-`ω-)
でも今日は疲れたので帰宅することに。
つばめちゃんお疲れ様。
